大河原町・韮神山(にらかみやま)
 白石から岩沼に向かう一行は、6月20日(新暦)大河原宿を過ぎ船迫宿(柴田町船岡)の入口近くの韮神山の麓を
通った。
 ◆関連地図 Map
 JR東北本線 大河原駅と船岡駅間の白石川堰堤は『一目千本桜』と呼ばれる桜の名所です。
芭蕉が奥の細道紀行に旅立つに当って、東北地方は寒さが厳しいと聞いていた事からこの日程になりましたが
もし、2ヶ月早くこの地を訪れていればこんな景観に出会ったでしょう。
 
何度と無くこの国道4号線柴田バイパスは通っていたのですが、車での走行につき大河原の芭蕉の句碑の場所は、
長く分らずにいました。ゆるいカーブの内側に有るので見つけ辛らかったです。
今般場所が分りましたので、桜の花の頃の写真を探してみたら韮神山が写っているものを発見しましたので披露し
す。上の写真の右上の山が韮神山で切り通し付近に『芭蕉の句碑』が有ります。 (2006.8.26撮影)
 芭蕉の句碑は、山を削った縁にへばり付く様に設置され
ています。

(うぐいす)の 笠おとしたる 椿かな

これは、芭蕉を崇敬する大河原の俳人・村井江三が建立
したとの事です。

他に、芭蕉がこの旅で追慕した一人・藤原実方(※笠島の
人物。次ぎの頁参照)の 憚りの関の歌碑が有ります。

やすらわで おもい立にし みちのくに
        ありけるものを憚りの関
(※)
 ※憚(はばか)りの関は平安時代韮神山の下の東街道(後の奥州街
道)にありました

韮神山は、看板の解説によると
ここは、仙台から江戸にのぼる奥州街道が通っていたところです。韮上山は、この道に臨み白石川に面する、奇岩怪岩の山で、文治の役の
古戦場でもあり、その景観は、昔からここを通る多くの人たちの旅情をなぐさめました。
昭和56年4月、国道4号柴田バイパス工事に係る事業のため、山の一部が失われましたが、昔の面影が残っています。山の上には多くの
黄韮が自生していたので住民がこれを山の神の霊としてあがめ、このことから韮神山の名が生まれました。
  との事です。
 足元には、韮の花が咲いてました。  芭蕉の句碑